スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
あ!い!
今日は猫でも夢でもなく雑文です。

おじが危篤だということで、土日、実家に帰りました。

この実家というのがまたとんでもない田舎で、行きは、乗り継ぎが悪く5時間、帰りは直通特急だというのに4時間かかりました。

往復9時間。アジアンリゾートに十分いける時間だす。

とても大阪の4つとなりの県に行く時間とは思えません。

さて、おじは、理屈っぽくて頑固な人で、手近に想像するなら、

ガード下で、小泉外交のまずさを後輩(部下でない)に力説するサラリーマンのおじさん

みたいな感じ。私がこの年になるまで仕事をしていることや、私の会社についても、いろいろとご意見があり、元旦に親族が集まる宴会でも遠慮なくその自説を披露してくださるような方でした。(私的にはすごい婉曲表現)

そんなおじですが、数年前に胃がんになったのを最初にあちこちに転移が見つかり、2週間ほど前危篤状態に。一時家族全員が集まったそうですが、その後持ち直して一進一退を繰り返しているそうです。

 

さて入院中のある夜、おじが

「あ!い!う!え!お!」

と突然五十音を発し始めたそうです。消灯時間を過ぎていたので、そばについていたおばは「ほかの人の迷惑になるからやめて」と注意したそうですが、おじはそのまま「た!ち!つ!」と続け、「ん!」まできたところで

「終わり!」

といったそうです。

実は、おじの意識があるかないか心配になったおばが、その日の日中、紙にひらがなを書いておじに見せたそうです。でもおじはそのとき具合が悪くて声が出せなかったそうです。「ひらがなもわからないのか」と思われるのがイヤな一心で、少し楽になった夜に、自分がまだ文字が読めるという証明代わりにひらがなを言ってみせたらしい。

 

私が見舞いに行ったときは、おじは、かわいい姪(私))が呼びかけてもわずかに左手を動かすだけで、話すどころか目も開けられず、薄い布団の下の体はぺたんこにやせていました。細い首からこぶのように突き出たのど仏が、わずかに動いているのが、唯一呼吸している証拠のようなものでした。

 危ない、ということを電話で聞いていても、「まあ病気だったから仕方ないか」ぐらいの受け止めでしたが、元が頑固オヤジだった分、その衰え方を目の当たりにして、病気というもの、死ぬということの恐ろしさを身にしみて感じたのでした。

おじは70前。うちの父と同じ年です。おじの病気を目の当たりにするにつれ、両親と、それから自分自身の老いというのものに直面したのでした(しみじみ)。
more…
スポンサーサイト
【2006/07/10 02:42】 負け犬雑文 | トラックバック(0) | コメント(0) |
| ホーム |


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。